その土地や気候に合った栽培方法

農業と一言で申し上げてもその種類は様々で、世界各地にはその土地や気候に合った農業が取り行われています。

農業の種類を大きく分けますと、「商業的農業」「自給的農業」「集団的農業」の三つに分けられます。

「商業的農業」には、酪農、園芸農業、混合農業、地中海農業、プランテーション農業などが挙げられます。

酪農とは牛やヤギを家畜として飼育し、牛やヤギから搾りだされる乳で乳や乳製品を生産し畜産を行います。

日本では主に、北海道や岩手県、千葉県、栃木県、長野県、熊本県などで酪農が盛んに行われています。

日本で行われる酪農の飼育方法は、スタンチョンという道具で牛の首の部分を挟み繋いでおく方法や、タイストールという牛をチェーンで繋いでおく飼育方法が主に取り行われています。

園芸農業とは、観賞用の花や庭木、果物、野菜などの栽培を行い、主に市場への出荷を目的とした農業の事をいいます。

混合農業とは、牛や豚などを家畜として飼育している傍ら、作物などの栽培も行っている農業の事を指します。

特にヨーロッパ辺りでは、このような混合農業が基本的とされています。

栽培作物にはコムギやライムギ、トウモロコシ、テンサイなどが栽培されており、トウモロコシやテンサイは家畜用の飼料として牛や豚などに与えられています。

地中海農業とは、地中海沿岸の中緯度の大陸西岸地域で行われている農業の事をいい、地中海気候の特徴でもある夏の強い日差しや乾燥などにも強い、オリーブやブドウなど果物や柑橘類などを主に栽培が行われています。

その他には、牧畜が盛んに行われています。

プランテーション農業とは、熱帯、亜熱帯などの地域に広大な農地を設け、安価で動労を余儀なくされている先住民の方々を基準に雇い、大量に作物の栽培を行う大規模農園の事を指します。

主にサトウキビや、コーヒー、ヤシ、綿、天然ゴム、果物全般などの栽培が取り行われています。

「自給自足農業」には、オアシス農業や、遊牧、焼畑農業などが挙げられます。

オアシス農業とは、遊水池や外来河川などから地下水路を使い水が運ばれ、それによって取り行われる農業の事を言います。

乾燥地方を主に取り行われる農業方法で、ナツメヤシなどが栽培されています。

遊牧とは一年間を通して家畜と共に住居を移動しながら牧畜を行うと言う方法です。

家畜を空間的に移動させる事で植生や水、ミネラルなどの自然な資源を有効的に利用する事が出来ます。

その際、家畜が自然の牧草地をすべて食べつくさないように、回復を待ちながら定期的に別の場所へと移動を行います。

焼畑農業とは、熱帯から温帯にかけて伝統的に取り行われている農業方法で、現存している植生を伐採し焼却などの方法を取り行う事で整地され、その整地された土地に短期間で作物の栽培を行い、その後は一定期間放置状態にします。

なぜ放置するかと言いますと、自然の力によってその土地を回復させ、再び利用するといった事が目的とされているようです。

そのような事から、焼畑農業は循環的な農耕と言われています。

このように世界視野で見てみますと、その地域や気候に合わせた様々な農業が世界各地で取り行われているです。