制定された事により推進されるようになった

20世紀に入り近年の農業方法は、これまでの農業方法とは少し異なり、天然由来の無機物や天然の有機物などによる肥料を使用する、農業方法などが取り組まれるようになってきました。

これまでの農業方法は、化学肥料や化学合成農薬などを、人工的に化学合成させた化学物質が使用されていました。

このような農業方法を行う事で、収穫量の増加に繋がった為、多くの農家の間で取り入れられていました。

このような農業方法を長い間続けて行く事により、自然環境への悪影響を及ぼすと言う事が分かりました。

そこで様々な農業方法の改善に取り組んだ結果、有機栽培という新たな農業方法が生み出されました。

有機栽培を行う事で収穫量は、従来よりも減少してしまいましたが、これまで使用されていた化学物質の使用を一切止め、天然由来の無機物や天然の有機物などによる肥料を使用する事で、自然環境への悪影響を少しでも改善できるようにと心掛けたのです。

ですが有機肥料は、緩効性肥料として窒素に関しては作用しますが、速効性窒素肥料のような肥効を短時間でコントロールするような栽培方法には、不向きとされており、栽培には困難が付きものとされています。

また、有機物による肥料の使用は熟成が不十分な為、寄生虫の汚染や病原微生物の汚染の原因に繋がってしまう可能性があります。

使用する際は、十分に熟成させた堆肥を使用する必要があります。

有機栽培には、有機肥料以外にも無肥料の使用が認められおり、このような物質も使用されています。

炭酸カルシウム、草木炭、塩化カリ、硫酸カリ、硫酸カリ苦土、天然リン鉱石、硫酸苦土、水酸化苦土、石こう、硫黄、生石炭、消石炭、微量要素、塩基性スラグ、鉱砕けい酸質肥料、よう成りん肥、塩化ナトリウム、リン酸アルミニウムカルシウム、塩化カルシウムなどがあり、これらの無機肥料物質も有機栽培に使用されています。

また、有機栽培に使用可能とされている農薬は、除去菊乳剤、ピレトリン乳剤、なたね油乳剤、マシン油乳デンプン水和剤、大豆レシチン、マシン油乳剤、マシン油エアゾル、脂肪酸グリセリド乳剤、メタアルデヒド粒剤、硫黄くん煙剤、硫黄粉剤、硫黄、胴水和剤、水和硫黄剤、大豆レシチン水和剤、石灰硫黄合剤、シイタケ菌糸体抽出物液剤、炭酸水素ナトリウム水溶剤、重曹、炭酸水素ナトリウム、胴水和剤、胴粉剤、硫酸胴、生石灰、天敵等生物農薬、性フェロモン剤、クロレラ抽出物液剤、混合生薬抽出物液剤、ワックス水和剤、展着剤、二酸化炭素剤、ケイソウ土粉剤、食酢など、これらの種類の農薬が使用可能とされています。

2006年12月には、「有機農業の推進に関する法律」が制定されました。

その翌年の2007年4月には「有機農業の推進に関する基本的な方針」が公表されました。

これに伴い、これまで日本の法制度では、規制の対象としてしか認められていなかった有機農業でしたが「有機農業の推進に関する法律」が制定された事により推進されるようになりました。